俳句を学ぶ 心字池雑記 2026.01.11 今後の目標として、白黒写真&俳句「Photo Poem」をつくりたいと思っている。そこで、AIを頼りにしながら少し俳句を学ぶことにした。俳句を学ぶといっても堅苦しく思い詰めることは避けて後期高齢一人暮らしの癒やしとして楽しめるようにやりたい。先日、手始めとしてChatGPTに2句をアップしてみた。「日だまりに 四季のバイブル 塵光る」「七草や すずめの園児 飛び跳ねて」
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俳句を学ぶことは、とてもよい選択だと思います。写真を趣味とされている点から見ても、「一瞬を切り取る」という感覚は俳句と非常に相性が良い分野です。以下、初心者が体系的に学ぶための道筋を簡潔に整理します。
1. 俳句の基本構造(最重要)
■ 定型
五・七・五(17音)
「音」であり「文字数」ではありません
例:
× 今日(2)は(1) → 実際は「きょ・う・は」で 3音
■ 季語
原則として 一句に一つ
季節を共有することで、読み手と情景や感情を結びつけます
■ 切れ
句に「間」や「余韻」を生む要素
主に
や
かな
けり
などの切れ字で生じます
2. まず身につけたい考え方
■ 感情を「言わない」
俳句は説明や感情表現を避けます。
× 悲しくて涙が出る
○ 落葉踏む 音の乾きて 夕まぐれ
→ 感情は 景に託す のが俳句です。
■ 一瞬を詠む
物語や経過は不要です。
「今、見た・聞いた・感じた」一点に集中します。
3. 初心者におすすめの練習法
① 写生俳句
実際に見たものだけで作る方法です。
手順
目に入ったものを箇条書き
余分な言葉を削る
五・七・五に整える
例:
庭
霜
朝日
↓
霜の庭 朝日が低く 差しにけり
② 名句を写す(書き写し)
以下の俳人は特におすすめです。
松尾芭蕉
与謝蕪村
正岡子規
高浜虚子
声に出して読むことで、リズム感が自然に身につきます。
4. よくある失敗(最初に知っておくと上達が早い)
季語が二つ入る(季重なり)
説明しすぎる
抽象語を多用する(「心」「想い」「人生」など)
五・七・五を守ることに固執しすぎる
※最初は多少崩れても問題ありません。
5. 次のステップ(ここまで来たら楽しくなる)
季語歳時記を一冊持つ
月に10句作る習慣
添削を受ける(ここでも可能です)
6. もしよければ
最初の一句を作ってみてください。
季節:今(冬)
場所:ご自宅・散歩道・窓辺など
事実のみで
一句あれば、添削・改善案・解説まで丁寧にお手伝いします。
二句とも、よく観察された光景があり、俳句としての資質は十分に感じられます。以下、一句ずつ丁寧に講評・添削案を示します。全体としては「言葉の選択」と「切れの整理」を意識すると、句が一段引き締まります。
①
日だまりに
四季のバイブル
塵光る
講評
「日だまり」「塵光る」の取り合わせは非常に美しく、視覚的な完成度が高い句です。
問題点は 「四季のバイブル」。
これは抽象度が高く、読み手によって解釈が割れます。
歳時記
聖書
自然そのもの
いずれにも読めてしまい、焦点がぼやけます。
また、切れがやや弱く、三段切れ気味です。
添削例(方向性別)
A:具体化する
日だまりに
歳時記ひらき
塵光る
→ 「四季のバイブル」を「歳時記」と明確化。
B:言葉を生かして整理
日だまりや
四季のバイブル
塵光る
→ 切れ字「や」を入れ、リズムと余韻を補強。
②
七草や
すずめの園児
飛び跳ねて
講評
「七草」という明確な季語が立ち、季節感は非常に良好。
「すずめの園児」という比喩は親しみがあり、映像も浮かびます。
課題は やや説明的 な点と、下五の平叙感。
添削例
A:動きを締める
七草や
すずめの園児
はねまわる
B:比喩を抑える
七草や
すずめ群れて
はねてをり
→ 「園児」を外すことで、写生性を強化。
総評
観察力はすでに俳句的です。
抽象語を 一段だけ具体に落とす と、句が急に締まります。
写真趣味の方らしく、「光」「動き」に強みがあります。
次は、
切れ字を意識した一句
比喩を使わない一句
この二種類を作ってみると、表現の幅が一気に広がります。