「Photo Poem Trunk」の参考書?

Canon PowerShot SX740 HS 購入を機にかなり前に読んだ本『イメージの王国』を開いた。
特に白黒写真を撮るための参考に買ったわけではないけれども
自分が写真を撮ることにおいて、そのテーマというか興味の湧く視点が重なっていた。
いま目次を見返すだけでも白黒写真にこだわる原点に導かれる思いがする。
鏡面感覚
影の形而上学
闇と母胎
迷宮の論理
死の象徴
蟻集の魔術
エロスとイメージ
疑問符の絵画
現代の迷宮
飛翔と浮遊
貝殻の夢想
渦巻状宇宙の夢
これらから遠く離れた空間の果てにしょんぼりする自分が
写真を通してどれだけ甦ることができるのか。気力、感性、もう難儀なことかも知れない。
とは思いつつも、写真との関わりは対象を見つけシャッターを切り続けることで、
いまや評価以上に自分自身の葛藤の記録となるに違いない。