2022年は、今までで一番多くの花が咲いた。
最初は花が咲くと思っていなかったから、こんな可憐な花が見られてよかった。
根もない、小さな枝先からここまで育つとは、ある意味ドラマティックだ。
2021年も新しく伸びた枝の先に花が咲いた。
ひとかたまりだけだったけれど形の整ったきれいな花になった。
【 “強風に飛ばされて来た木”に花が咲く 】
【 “強風に飛ばされて来た木”の成長過程 】
ある強風が吹き荒れた翌日、ベランダに小さな木の枝先が落ちていた。
根のない木が育つのか、半信半疑だったのでとりあえず鉢の片隅に挿しておいた。
数枚付いていた葉が次々に枯れて散っていった。そんな中で1枚の穴だらけの葉だけが残っていた。
それからかなりの日が経過したと思う。すると、ちょっと信じ難いくらいだが、新芽が出始めた。
芽が出てからは順調に大きくなっていく。それに応じて大きめの鉢に植え替えた。
さらに多くの新芽が出るようになった。ところで
何の木かわからないけれども、木であるから大きくなることは想定できる。
ベランダの鉢植えとなればあまり伸ばし放題はできない。
それで盆栽風にしたらどうだろうと、ある程度の芽を切ってこじんまりまとめた。
年が明けて新芽の先につぼみがついた。風に飛ばされて来た日から4年は経っているだろう。
ちょっと(どころじゃなく)嬉しくなる。感謝の花かも知れない、と思ったりもしている。