
花は咲かず冬は緑が消えてしまう種からの椿。
あまりに変化がないので81日間の入院前に小枝と葉を全部切り落とした。
芽生えから育てた椿ではあるけれど、これで枯れてしまってもいいと覚悟していた。
それが退院してくると信じられないほど新しい葉にびっしり覆われていた。
生き生きとして、これには勇気づけられた。これからも水をやって手入れしようと。
(2025-08-18)
一段と大きくなった椿でも冬になると葉がチョコレート色に変わってしまった。
世間の椿は冬になっても濃い緑を保っているというのに、どうして家の椿は。
理由はわからないけれども、これで枯れてしまうようなことはない。
春になって緑が戻ってくる葉と、完全に枯れて落ちてしまう葉とがある。
そしてこれから開く葉のつぼみもしっかり付いているから心配には及ばない。
椿の生け垣の下に落ちていた種を拾ってきて埋めておいたら翌年に芽が出た。
地面に落ちている種は乾燥していて発芽率が下がるらしいので
ひとつだけでも発芽したのは運が良かったのか、嬉しいかぎりだ。
そして、種から育てることを実生(みしょう)というそうだ。