石巻貝が面白い

【室内ミニ水槽の石巻貝】

石巻貝を入れる一番のメリットは、苔を食べてくれるので水槽が手洗いよりもきれいになる。

この石巻貝、メダカやヌマエビと違って泳ぎもしなければ、見ていて姿形が変化するわけでもない。
観賞用としては面白くも何ともないと思いがちだが、行動力や好奇心を考えてみると楽しみはある。
じっとしているところだけみていると気付かないかもしれないけれど移動は意外に速い。
少し目を離していると水槽面からどこかへ見当たらなくなっていることもある。
水槽内に飾り物として陶製の鈴を入れたとき、好奇心なのか何日もしないうちに張り付いていた。
どこからどのように伝っていったのか、まだ苔なんか生えていないのに、不思議な貝だ。

石巻貝も亀の甲羅干しと同様なことをするのだろうか。水から出て水槽の先端まで行って動かない。
水槽からも出て行きそうで気にかけていたら6時間以上もこのままだった。
翌日はちゃんと水の中に戻っていた。もう一つのミニ水槽でも石巻貝は同じようにする。

【メダカ池の石巻貝】

ベランダのメダカ池にも石巻貝を入れた。苔を食べてくれるのでやっぱり池がきれいになる。

問題が起こるのは大雨が降って池の水が溢れたときだ。
メダカは池から跳ね出していくし、石巻貝もどうやって移動するのか、
池から2メートル以上も離れた床にいた。濡れているからいきなり死ぬことはないだろうが、
このままだとどこまで行ってしまうかわからない。

たぶんこういうことがあってもなくても、メダカ池の石巻貝は室内水槽に比べて長生きしない。