芭蕉「おくのほそ道」曾良本より(2)

夏艸なつくさつはもの共が夢の跡

卯花うのはな兼房かねふさみゆる白毛しらがかな (曾良)

五月雨さみだれふり残してや光堂

のみしらみ馬の尿ばりする枕もと

涼しさをわが宿にしてねまる也

はひいでよかいやが下のひきの声

まゆはきをおもかげにして紅粉べにの花

がひする人は古代のすがたかな (曾良)