詩句を読む

「さんたんたる鮟鱇」 (村野四郎)
   へんな運命が私をみつめている リルケ 顎を むざんに引っか
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「乞食」 (村野四郎)
彼の襤褸は 日光のなかでかがやいているが 貧はそれより もっと透
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「飛込」 (村野四郎)
僕は白い雲の中から歩いてくる 一枚の距離の端まで 大きく僕は反る
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「体操」 (村野四郎)
僕には愛がない 僕は権力を持たぬ 白い襯衣シャツの中の個だ 僕は
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「黒い雨」 (北園克衛)
雨 のなかの 鳴りわめく広告塔 冬は 希望に濡れて 泥の街をある
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「死と蝙蝠傘の詩」 (北園克衛)
星 その黒い憂愁 の骨 の薔薇 五月 の夜 は雨すら 黒い 壁
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「街」 (北園克衛)
自動車が林檎のやうに光る 彼女たちが美粧院の小さな塔のやうに散歩
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「鳥の一瞥」 (北川冬彦)
胴体から 首が 離れていていゝわけはないように 指が腕から 足が
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「春」 (北川冬彦)
蟹が、ぶっつぶっつ泡をふいてゐる、 泡がまるで泡みたいに。 その
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